クレジットの仕組みと活用方法

2019-01-28 11:18:00

クレジットカードはキャッシュレスで支払いができるため、便利なアイテムです。生活していくうえで、誰もが何枚か持つことになるでしょう。
しかしながら、クレジットカードは使い方に気をつけないと、思わぬトラブルに見舞われかねません。今週はクレジットカードの仕組みを改めて学ぶとともに、注意点を含めてその賢い活用方法を探ってみましょう。

●クレジットカードの存在は身近

クレジットカードは、みなさんの財布に入っているアイテムです。かつて主な目的だった高額決済だけではなく、携帯電話料金の支払いのように銀行預金からの引き落としに代わる方法としても広く使われるようになり、最近ではインターネットでショッピングをする際の決済手段として利用されることが増えています。それだけ社会人の日常生活には欠かせないものになりました。
身近な存在であるクレジットカードですが、活用方法をきちんと誰かに教わったことはあるでしょうか? 会社では教えてもらえませんし、親からきちんと説明してもらった人も少ないと思います。その使い方や危険性は十分に知られていないようです。


●「信用」と「契約」でできている

なぜ、たった1枚のプラスチックカードで多額の買い物ができたり、借金ができたりするのでしょう。そこには「信用」と「契約」があるからです。カードをつくる手順を考えれば分かります。
クレジットカード会社はカードを発行してほしいと希望する人の審査をします年収が少ない人は信用が低いと見なされたり、過去にきちんと返済していない履歴がある人やはカードの発行を留保されたり、利用限度額が低く抑えられたりします。
一方で、年収が高い人や返済を滞りなく続けている人などは利用限度額が高くなります。これは信用が高いと見なされているからです。「クレジット」は「信用」の意味ですから、まさに「信用によって使えるカード」なのです。
そして、利用者はカード会社が認めた信用の範囲内で、カード会社が加盟店として認めた店舗で使用することができます。店舗はカード払いによって売り上げを得ることができますが、実際に消費者から資金を回収する役割はカード会社が負います。
カード会社、加盟店、消費者の間にはこうした3社間の契約があります。小さな文字で書かれている「利用規約」をほとんど読まずに申込書を書いている人が多いでしょうが、カード利用は信用と契約で成り立っている、ということを忘れないようにしてください。

■自分の利用限度額を確認しよう

カードを使うにあたっては、利用限度額がいくらになっているか確認しておきましょう。信用は無限ではありませんから、「ショッピングの限度額は50万円まで」などと明細書などに書かれているはずですのでそれが自分に与えられている信用なのです。
ここまで整理ができれば、なぜ「現金がなくても買い物ができる」のか理解できると思います。信用と契約という仕組みがあるから、私たちがレストランの会計やネットショップの注文をする際に現金が必要ないのは、
最近では、カード会社のウェブサイトで利用明細が確認できることもあり、紙の明細が郵送されないこともありますが、明細はよく確認しましょう。思い当たらない記載があったら、それは不正利用の可能性があります。その場合は自分で申し出て(カード会社が発見してくれることもある)、利用停止などの措置を取ってください。
後日、利用明細が届き、内容に特に問題がなければ、指定日に指定した銀行口座からお金が引き落とされることになります。

■原則として「一括払い」を選ぶ

支払い方法は決済時に自分で指定することができます。「一括払い」であれば、翌月もしくは翌々月の指定日に全額を支払います。一括払いでは利息がかかりません。「分割払い」であれば、3回以上なら利息がかかります。指定した回数で分割し利息を乗せて支払います。
「リボルビング払い(リボ払い)」の場合は、いくつもの利用残高をひとつにまとめて一定額を毎月支払い、残高全体に利息が上乗せされます。一見便利なようですが、実際には残高がなかなか減らず、いつまでも利息を払い続けなければなりません。原則として一括払いを選ぶようにしましょう。